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手作り美白化粧水と化粧品の役立つ知識
8月31日号
★★★★★★★★★★☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆
□手作りファンデの電子顕微鏡写真
□シルクパウダーの日焼け止め効果
==============================
トゥヴェールでは、シルクパウダーを好評発売中です。
国内有名メーカー製のシルクパウダーで、
在宅中の軽い薄化粧などとしてもお使いいただけます。
30g 1890円です。
お求めはこちらからhttp://www.tvert.jp/
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手作りファンデの電子顕微鏡写真 byしんちゃん
手作りのファンデに使われている微粒子酸化チタンの電子顕微鏡写真です。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/2/7/27ce3b88.jpg
今までMMUの酸化チタンの粒子を電子顕微鏡写真で見ていただきましたが、
微粒子酸化チタンは非常に細かいのがわかります。
大きなマイカの粒子に、小さな微粒子酸化チタンがついています。
これは手作りファンデーションですが、ネットの販売店から購入した
微粒子酸化チタンをセリサイト、マイカに分散させたものです。
分散には乳鉢を使用されたとのこと。
マイカかセリサイトのどちらの粒子かわかりませんが、
この粘土の薄片に微粒子酸化チタンと酸化鉄の粒子がついているのがわかります。
すごく小さな粒子が微粒子酸化チタン。そしてそれより少し大きく、
白くなっているのが、酸化鉄の粒子です。
酸化鉄の粒子も細かいですが、微粒子酸化チタンの粒子は、とても小さいです。
乳鉢でゴリゴリすりつぶすと、時間も労力もかかりますが、
うまいこと微粒子酸化チタンを分散させていると思います。
写真下のバーが1ミクロンの長さを表しています。
ところで忘れてならないのは、紫外線の大きさは約0.2〜0.4ミクロンの長さです。
波長によって、長さは変わりますし、肌に当たる角度によっても大きさは変わります。
つまり、紫外線防御を考えると、この約0.2ミクロンという隙間を
酸化チタンや酸化亜鉛、もしくは有機系紫外線吸収剤で埋めないと、
隙間から紫外線が肌へ侵入していきます。
酸化チタンや酸化亜鉛は、あくまで皮膚を覆っている部分のみ紫外線を反射したり
吸収して防御してくれますが、酸化チタンの粒子が塊となっていたり、
粒子と粒子の間に隙間があると、そこから紫外線が入っていき、
「日焼けする」という状態となります。
他の手作りファンデーションも見てみました。
真珠パウダー、グリーンホワイトマイカ、セリサイト、ゴールドマイカを
乳鉢ですりつぶしたものです。
酸化鉄や酸化チタンが入っていないので、カバー力はなく、
仕上げのルースパウダータイプですね。
高倍率でも見てみましたが、とくに小さな粒子はありませんでした。
顔料系の成分が入っていなければ微細粒子はほとんどありません。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/4/1/4123142c.jpg
こちらはピンクマイカとセリサイトで、乳鉢で潰していない画像です。
粒子が大きいものと小さいものがあります。
どちらが、マイカでセリサイトかというのは、はっきりわかりませんが、
おそらく大きな粒子がセリサイトだと思います。
大きな粒子に小さな粒子がついていますが、こちらは薄片が潰れたものの可能性があります。
硬い金属片なら簡単には壊れませんが、タルクやマイカ、
セリサイトのような粘土粒子なら、薄片が割れていくこともしばしばあります。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/a/f/af42af25.jpg
さらに倍率を上げて大きな粒子の表面を見たものです。
大きな粒子の上にちがう種類の小さな粒子が乗っかっていますが、
大きな粒子の表面も少し割れて、小さな粒子が出来ているのがわかります。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/e/7/e7b2f5e6.jpg
こちらはセリサイトにマイカ、シルクパウダー、真珠パウダー、無水ケイ酸パウダー、
微粒子酸化チタンと酸化亜鉛、酸化鉄を使用したものです。
玉が入っていますが、おそらく無水ケイ酸だと思います。
皮脂を吸って、皮脂をコントロールする効果があります。皮脂が多く出る方には
よいですが、皮脂が少ない方は配合しないか、配合しても少量の方がよいでしょう。
微粒子酸化チタンと酸化亜鉛を配合しているとのことでしたが、
倍率を上げてもわかりませんでした。
配合量が少なくて、たまたま視野に入ってこなかったのか、微粒子酸化チタンといえど、
粒子が大きくて、他の配合物と区別がつかなかったのかもしれません。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/2/4/24abe4d2.jpg
==============================
シルクパウダーの日焼け止め効果 byしんちゃん
シルクパウダーの日焼け止め効果について問い合わせが良くあります。
結論から言いますと、日焼け止めの代わりにはなりません。
UVAへの防御力があまりにも低いからです。
「何もつけないよりはまし」というレベルです。
日焼け用のオイルはオリーブオイルなどの植物オイルを使用します。
これらのオイルは、皮膚に強い刺激を与えるUVBはカットしますが、
日焼けの原因にもなるUVAはカットできません。
そのため、オリーブオイルを塗ることで、太陽光に当たっても皮膚炎などを
起こさずに日焼けすることができます。
シルクパウダーについても同様にUVBのカット効果はそこそこありますが、
UVAへの効果は低くなっています。
日焼け止めのSPF表示はUVBのカット効果を表しますが、
シルクパウダーでUVAのカット効果を表すPA表示のものはないでしょう。
UVAのカット効果を示せるほど、その効果は強くないからです。
シルクパウダーの日焼け止め効果というのは、シルクに少量含まれている
チロシンなどの芳香族アミノ酸によるものです。
ベンゼン環を持つため紫外線を吸収することが出来ます。
ただ、これらのアミノ酸は主にUVBをカットするため、UVA領域まで
カバーする紫外線対策としてはあまり期待できません。
そのため、シルク化粧品でUVAまでカバーするものは、
シルクパウダーに金属イオンをくっつけて紫外線吸収効果を高めた
合成シルクを使用しています。
ただし、これでも酸化チタンや酸化亜鉛に比べるとUVAの吸収効果はかなり低いです。
そもそも進化の歴史を見ると植物や魚、動物であってもたんぱく質に
紫外線吸収効果を期待せず、メラニンというアミノ酸系ポリマーに紫外線対策を任しています。
このメラニンこそが、チロシンを原料にして、作られる物質で、
チロシンの紫外線吸収効果を高めるべく、チロシンを改造して出来る物質であります。
また、上でも書きましたが、紫外線の大きさは約0.2ミクロン〜0.4ミクロンの大きさです。
つまり、紫外線防御を行おうとすると、約0.2ミクロンの隙間をなくして、
紫外線防御剤を並べなければいけません。しかも、汗や皮脂で紫外線防御剤が
浮いてしまったり、とれたりするとそこから紫外線が肌に入り込んでいきます。
「日焼け止めを塗った」つもりが、紫外線から見たら、大きな隙間だらけで
時間経過と共に日焼けしてしまうという事態に直面します。
ルースパウダーの問題は、どうしても粉が均一につきにくく、
隙間が出来てしまうことです。プレストタイプのパウダーファンデーションなら
油がパウダーとパウダーの間に入っていて、連結剤の役目をするため、
パフで伸ばしても均一についていきますが、ルースパウダーではそういった役目を
行う成分がないため、ミクロ単位で見ると、粉と粉の間に隙間が出来てしまいます。
なお、アミノ酸が紫外線を吸収すると、うまくエネルギーを放出できずに
自分自身がおかしくなってしまうことがあります。
実際、シルク製品を日に当て続けると黄色く変色していきますが、
これも紫外線を吸収した結果化学構造がおかしくなって、それが着色という形で
現れてきます。
短時間の外出などなら、まだいいかもしれませんが、長時間外で過ごす場合に
シルクパウダーは日焼け止めの代わりにはならないとお考えいただいた方が
無難かと思われます。
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手作り美白化粧水と化粧品の役立つ知識
このメールマガジンについてのご意見・ご感想はinfo@tvert.jp
までお願いします。
化粧品の手作りをするというのは、ある意味化粧品の本質を考える
ということなので、巷に溢れている美辞麗句の広告に振り回される
のではなくて、化粧水に含まれる化学的成分がどのように
皮膚に働くかということを生物学的・生化学的にとらえることだと
考えています。そのため、このメールマガジンは主に手作りを
行うための知識や化粧品についての考え方をメインに執筆しています。
■発行元………………… 株式会社トゥヴェール
■ホームページ……… http://tvert.jp
■メールアドレス……… info@tvert.jp
■バックナンバー… http://www.vc-lab.com/s0.html
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しています。解除は http://www.mag2.com/m/0000102852.htm からできます。
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手作りファンデの電子顕微鏡写真 byしんちゃん
手作りのファンデに使われている微粒子酸化チタンの電子顕微鏡写真です。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/2/7/27ce3b88.jpg
今までMMUの酸化チタンの粒子を電子顕微鏡写真で見ていただきましたが、
微粒子酸化チタンは非常に細かいのがわかります。
大きなマイカの粒子に、小さな微粒子酸化チタンがついています。
これは手作りファンデーションですが、ネットの販売店から購入した
微粒子酸化チタンをセリサイト、マイカに分散させたものです。
分散には乳鉢を使用されたとのこと。
マイカかセリサイトのどちらの粒子かわかりませんが、
この粘土の薄片に微粒子酸化チタンと酸化鉄の粒子がついているのがわかります。
すごく小さな粒子が微粒子酸化チタン。そしてそれより少し大きく、
白くなっているのが、酸化鉄の粒子です。
酸化鉄の粒子も細かいですが、微粒子酸化チタンの粒子は、とても小さいです。
乳鉢でゴリゴリすりつぶすと、時間も労力もかかりますが、
うまいこと微粒子酸化チタンを分散させていると思います。
写真下のバーが1ミクロンの長さを表しています。
ところで忘れてならないのは、紫外線の大きさは約0.2〜0.4ミクロンの長さです。
波長によって、長さは変わりますし、肌に当たる角度によっても大きさは変わります。
つまり、紫外線防御を考えると、この約0.2ミクロンという隙間を
酸化チタンや酸化亜鉛、もしくは有機系紫外線吸収剤で埋めないと、
隙間から紫外線が肌へ侵入していきます。
酸化チタンや酸化亜鉛は、あくまで皮膚を覆っている部分のみ紫外線を反射したり
吸収して防御してくれますが、酸化チタンの粒子が塊となっていたり、
粒子と粒子の間に隙間があると、そこから紫外線が入っていき、
「日焼けする」という状態となります。
他の手作りファンデーションも見てみました。
真珠パウダー、グリーンホワイトマイカ、セリサイト、ゴールドマイカを
乳鉢ですりつぶしたものです。
酸化鉄や酸化チタンが入っていないので、カバー力はなく、
仕上げのルースパウダータイプですね。
高倍率でも見てみましたが、とくに小さな粒子はありませんでした。
顔料系の成分が入っていなければ微細粒子はほとんどありません。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/4/1/4123142c.jpg
こちらはピンクマイカとセリサイトで、乳鉢で潰していない画像です。
粒子が大きいものと小さいものがあります。
どちらが、マイカでセリサイトかというのは、はっきりわかりませんが、
おそらく大きな粒子がセリサイトだと思います。
大きな粒子に小さな粒子がついていますが、こちらは薄片が潰れたものの可能性があります。
硬い金属片なら簡単には壊れませんが、タルクやマイカ、
セリサイトのような粘土粒子なら、薄片が割れていくこともしばしばあります。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/a/f/af42af25.jpg
さらに倍率を上げて大きな粒子の表面を見たものです。
大きな粒子の上にちがう種類の小さな粒子が乗っかっていますが、
大きな粒子の表面も少し割れて、小さな粒子が出来ているのがわかります。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/e/7/e7b2f5e6.jpg
こちらはセリサイトにマイカ、シルクパウダー、真珠パウダー、無水ケイ酸パウダー、
微粒子酸化チタンと酸化亜鉛、酸化鉄を使用したものです。
玉が入っていますが、おそらく無水ケイ酸だと思います。
皮脂を吸って、皮脂をコントロールする効果があります。皮脂が多く出る方には
よいですが、皮脂が少ない方は配合しないか、配合しても少量の方がよいでしょう。
微粒子酸化チタンと酸化亜鉛を配合しているとのことでしたが、
倍率を上げてもわかりませんでした。
配合量が少なくて、たまたま視野に入ってこなかったのか、微粒子酸化チタンといえど、
粒子が大きくて、他の配合物と区別がつかなかったのかもしれません。
http://image.blog.livedoor.jp/shin_chanz/imgs/2/4/24abe4d2.jpg
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シルクパウダーの日焼け止め効果 byしんちゃん
シルクパウダーの日焼け止め効果について問い合わせが良くあります。
結論から言いますと、日焼け止めの代わりにはなりません。
UVAへの防御力があまりにも低いからです。
「何もつけないよりはまし」というレベルです。
日焼け用のオイルはオリーブオイルなどの植物オイルを使用します。
これらのオイルは、皮膚に強い刺激を与えるUVBはカットしますが、
日焼けの原因にもなるUVAはカットできません。
そのため、オリーブオイルを塗ることで、太陽光に当たっても皮膚炎などを
起こさずに日焼けすることができます。
シルクパウダーについても同様にUVBのカット効果はそこそこありますが、
UVAへの効果は低くなっています。
日焼け止めのSPF表示はUVBのカット効果を表しますが、
シルクパウダーでUVAのカット効果を表すPA表示のものはないでしょう。
UVAのカット効果を示せるほど、その効果は強くないからです。
シルクパウダーの日焼け止め効果というのは、シルクに少量含まれている
チロシンなどの芳香族アミノ酸によるものです。
ベンゼン環を持つため紫外線を吸収することが出来ます。
ただ、これらのアミノ酸は主にUVBをカットするため、UVA領域まで
カバーする紫外線対策としてはあまり期待できません。
そのため、シルク化粧品でUVAまでカバーするものは、
シルクパウダーに金属イオンをくっつけて紫外線吸収効果を高めた
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ただし、これでも酸化チタンや酸化亜鉛に比べるとUVAの吸収効果はかなり低いです。
そもそも進化の歴史を見ると植物や魚、動物であってもたんぱく質に
紫外線吸収効果を期待せず、メラニンというアミノ酸系ポリマーに紫外線対策を任しています。
このメラニンこそが、チロシンを原料にして、作られる物質で、
チロシンの紫外線吸収効果を高めるべく、チロシンを改造して出来る物質であります。
また、上でも書きましたが、紫外線の大きさは約0.2ミクロン〜0.4ミクロンの大きさです。
つまり、紫外線防御を行おうとすると、約0.2ミクロンの隙間をなくして、
紫外線防御剤を並べなければいけません。しかも、汗や皮脂で紫外線防御剤が
浮いてしまったり、とれたりするとそこから紫外線が肌に入り込んでいきます。
「日焼け止めを塗った」つもりが、紫外線から見たら、大きな隙間だらけで
時間経過と共に日焼けしてしまうという事態に直面します。
ルースパウダーの問題は、どうしても粉が均一につきにくく、
隙間が出来てしまうことです。プレストタイプのパウダーファンデーションなら
油がパウダーとパウダーの間に入っていて、連結剤の役目をするため、
パフで伸ばしても均一についていきますが、ルースパウダーではそういった役目を
行う成分がないため、ミクロ単位で見ると、粉と粉の間に隙間が出来てしまいます。
なお、アミノ酸が紫外線を吸収すると、うまくエネルギーを放出できずに
自分自身がおかしくなってしまうことがあります。
実際、シルク製品を日に当て続けると黄色く変色していきますが、
これも紫外線を吸収した結果化学構造がおかしくなって、それが着色という形で
現れてきます。
短時間の外出などなら、まだいいかもしれませんが、長時間外で過ごす場合に
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